大会長挨拶
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ー Fun (ファン) ー
今回の機器展が開催されるにあたり、テーマを「Fun」としました。この言葉は、今秋出版された『障がいや病気のある子どものFUNを育む』にちなんでいます。障がいがあっても、子どもは子ども。私たち支援者は、子どもたちを支えながら、同時に子どもたちからもたくさんの「Gift(贈り物)」をいただいています。その中には、「支援する」「支援される」といった関係を超えた、心が通い合う温かいつながりがあるのではないでしょうか。
私は長年、高齢者や障がいのある子どもたちと共に過ごしてきました。その中で、言葉で思いを伝えることが難しい高齢者や、まだ自分の気持ちをうまく言葉にできない子どもたちの心を理解できず、もどかしさを感じることが何度もありました。福祉やケアの現場では、「する人」と「される人」という関係が明確であり、それがサービスの基本的な仕組みとされています。しかし、利用者さんと並んでベンチに座り、穏やかな日差しを感じるひとときや、車いすを押しながら一緒に歩く時間には、単なる支援の枠を超えた、心が響き合う瞬間があります。
哲学者の國分功一郎氏は『中動態の世界──意志と責任の考古学』の中で、このような「する」「される」では語りきれない関係こそが、人の豊かさを生み出すのではないかと述べています。
近年、エビデンス(科学的根拠)が重視される風潮があります。しかし、子どもたちやご家族の「Fun」は、果たして科学で測ることができるでしょうか?さらに、世界に目を向けると、ウクライナ戦争やパレスチナでの人道危機など、平和や幸福とは程遠い現実が続いています。また、大国のリーダーが報復関税を「武器」として利用し、自国の利益だけを追求する姿勢を見せています。そんな厳しい現実の中で、私たちが希望を持ち、未来を切り開いていくための力こそ、「Fun」ではないでしょうか。
今回の機器展を通じて、子どもたちからたくさんの「Gift」を受け取り、私たち支援者も一緒に「Fun」を感じましょう。この場が、子どもたち、支援者、そしてすべての関係者が笑顔になり、心温まるひとときを共有できる機会となることを心から願っています。
大会長 高塩純一(びわこ学園医療福祉センター草津 非常勤職員)
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